openend replication
Exhibition at Dear Joze.
6/3(金)~6/6(月)
13:00~20:00
昨年の8月に初めて皆様に紹介したブランド
今週末、2度目の受注会を開催致します。
私たちDear Joze.は、
Ka na taとYohji Yamamoto
2ブランドのみが並ぶお店として2016年にオープン致しました。
2022年の現在でも、
常時お店に並んでいて、いつでもご覧頂けるブランドは、
Ka na taとYohji Yamamotoのみです。
オープン当初と異なるのは、
不定期で皆様に提案させて頂くブランドが増えたこと。
現在迄にDear Joze.に並べさせて頂いたブランドはこちらの5ブランド。
Dear Joze.は、
私たちが、永遠に続くと信じてやまないブランド/人と共に作るお店
アパレルは不況だと嘆かれ、
ウイルスによりその声が大きくなっても、
現在までに関わった全てのブランド/デザイナーが活動を継続出来ています。
オープンから6年が経過して、
未だ5ブランドではありますが、
「着実に上記のコンセプトに沿ったお店作りが進んでいる」
ということを実感しています。
少し、openend replication 高橋さんのお話を。
最後に高橋さんとお会いしたのは昨年の8月、初めての受注会のタイミング。
この時は10着のみの、
「プレコレクション」という立ち位置での展示。
早々にコレクションを完成させ、
年末にDear Joze.で「本コレクション」として受注会を開催しましょう。
とお話をされていました。
しかし、気がつけば年を越して、月日が経過し、5月の終わり。
およそ10ヶ月が経過しています。
先ほど、週末の受注会の打ち合わせのために、
高橋さんにお電話をしました。
「年末に展示の約束をしていたのに遅くなってごめんなさい。
服は作っていました。
ただ、手を動かしながら作っていて、これで良いなと思って手を止めるタイミングが来なかった。
今回持っていく服は良い服だと思います」
このようなニュアンスのお話を伺って、
私は高橋さんのモノづくりにおける真摯な姿勢に心打たれました。
恐らく、妥協をすれば年末の開催も出来たことでしょう。
妥協を許さず、ご自身で納得出来るところまで突き詰める。
そのために10ヶ月という時間が必要であった。
私たちDear Joze.はそれほどまでに丁寧に作り上げられた服だからこそ、
皆様に提案したいと強く想うことが出来ます。
現在のアパレル業界は様々な問題を抱えています。
①供給過多
アパレル製品の年間投入量は「35億点」に対して、
消費量は「17億点」
②価格崩壊
半分以上が売れ残りセールとなる。
そのセールまでも見込み、価格を上げる/原価を切り下げる。
全てが割高となり定価購入率が下がり、セール以外で売れなくなる。
③デザインの同質化/陳腐化
大量生産大量消費を目標とした大衆向けデザインレス衣類の増加。
それに伴い市場に並ぶ衣服の同質化が加速、
誰もが既に持っている衣服に似たものしかお店に並ばなくなり、
購入する必要が無くなる。
最近よく耳にするのはこのような問題点。
openend replicationはどうでしょうか。
時間をかけた丁寧なモノづくりで供給可能数は少なく、
定められた価格以外での購入は出来ず、
納得いくデザイン/仕上がりまで時間を惜しまず徹底的に追求する。
①~③の全てがあてはまりません。
世の中のブランドのほとんどが①~③のどれかに当てはまってしまいます。
国内生産に拘った高価格のブランドでさえ、
縫製工賃を少しでも下げるために需要以上の数量を生産してしまったり、
シーズンを終えたら売り切りセールをしたり、
デザインを薄めた大衆向けのモノづくりを混ぜ込んだりしています。
アパレル不況の問題点として挙げられる事象に一切当てはまらない。
だからこそ、
openend replication/高橋颯人 さんのことを、
永遠に続くと信じてやまないブランド/人だと捉え、信頼しています。
今回の、
openend replication Exhibition
は夏の終わりから秋頃に気持ちよく着用頂ける衣服が主に並びます。
openend replication のモノづくりは俗に言う
「春夏/秋冬」のようなシーズン毎のモノづくりとは異なります。
デザイナー高橋さん が新たな服を作るために手を動かし始め、
これで良いなと思って手を止めるタイミングまでに生まれた衣服が、
1つのコレクション。
「これで良い」と思うまで発表されることはない拘りの衣服。
是非お楽しみください。
デザイナー高橋さんにも在店頂きます。
今週末6/3(金)より4日間、
何卒宜しくお願い致します。
joze
代表
Dear Joze.
名古屋市中区千代田3-27-14
TEL:+81.52.684.7269
OPEN : 13:00 – 20:00
CLOSE : Wednesday & Thursday
