1年が経過しようとしています
2017/02/19

 

 

 

2016/2/22にOPENしたDear Joze.もあと数日で1年が経過します。

 

 

本日まで支えて頂いた皆様、心からお礼申し上げます。

 

 

誠にありがとうございます。

 

 

2年目のDear Joze.も変わらず宜しくお願いいたします。

 

 

 

今回のブログでは1年を振り返って、文の流れを気にせず徒然と書き綴りたいと思います。

 

 

 

 

 

OPEN当初から本日まで、Ka na taとYohji Yamamotoの2ブランドのみで営んで参りました。

 

 

 

 

 

この1年、店頭でお客様とお話しをしたり、オンラインショップをご利用頂いた方から頂いたメールの中で多かったのは、

 

 

 

 

「2ブランドのみのセレクトショップなんてあるんですね」

 

 

 

「Ka na taとYohji Yamamotoと言う僕/私の好きな2つのブランドが見えて嬉しい」

 

 

 

の2つが圧倒的でした。

 

 

 

 

お店の代表を務める私にとって非常に大切にしている2つのポイント。

 

 

それがお客様にしっかりと届いている。

 

 

 

お話しやメールを頂くたびに、嬉しく思っています。

 

 

 

Dear Joze.はKa na taとYohji Yamamotoを「セレクト」しているお店ですので、「セレクトショップ」です。

 

 

 

そもそも「セレクトショップ」とは何でしょうか。

 

 

 

「メーカーにこだわらず、経営者の独自のセンス、こだわりを基盤にした明確なコンセプトに基づいて国内外多種のブランド/商品を買い付け品揃えをする小売店」

 

 

 

これがどうやら定義のようです。

 

 

 

私の昔のイメージでは、まさにそうでした。

 

 

 

バイヤーが国内外を飛び回り、有名無名問わず、好きなものだけを集め、好きなように陳列するお店。

 

 

 

 

最近でももちろんそう言ったセレクトショップはありますが、

 

「衣服」に限ると、

 

 

 

 

「バイヤーが国内外から10~50ブランド程をセレクトして展開するお店」

 

 

 

 

というのが皆様が思う「セレクトショップ」なのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

どちらにせよ、Dear Joze.はあてはまりません。

 

 

 

 

 

OPENして数ヶ月は、「どんなお店ですか」と聞かれても「なんていう形態なんだろう」と考え込んでしまい上手く答えることが出来ませんでした。

 

 

 

 

 

ただ、途中から深く考え込まずに、セレクトはしているし、「セレクトショップ」でいいか、と思うことにしました。

 

 

 

 

結論のないお話しを徒然と書いておりますが、一般的な「セレクトショップ」とは異なる点に幾つかこの1年で気付きました。

 

 

 

 

スタッフとも良く話しているのですが、1つは「他ブランドからの展示会案内が一切届かない」ということです。

 

 

 

 

仲の良いお店様とお話ししていると「毎シーズン50-60くらい届く」と聞きます。

 

 

私自身もDear Joze.とは別にもう一店舗営んでおりますが、50-60程の案内を頂きます。

 

 

 

 

しかしながら、Dear Joze.がこの1年で頂いた展示会案内は「0」です。

 

 

枚数はお店の規模にもよると思いますが、どの「セレクトショップ」でも幾つかは届くものなのだと思います。

 

 

 

ゼロというのは明らかに異質。

 

 

 

 

「セレクトショップ」であれば間違いなく起こらない結果でしょう。

 

 

 

2ブランドのみという形態が故なのか、

 

 

「Yohji Yamamoto/山本耀司」というビッグネームがそうさせるのか、

 

 

理由は定かではありませんが、この1年を振り返るブログに綴りたいと、ふと思う事象でした。

 

 

 

 

 

必然のような出会いがあれば、数シーズンに1つ、また1つと少しずつ新たなブランド様と共にお店をつくっていけたらと考えています。

 

 

 

 

 

もう一点は、「オンラインショップのお客様について」

 

 

昨今のセレクトショップ業界では、オンラインショップが主流になりつつあります。

 

 

過去には

「高額なものは実店舗で直接見てから、安価で間違いの起こらないものは通販で」

という感覚でオンラインショップを利用する方が多かったように感じています。

 

 

近くのお店で完売して手に入らなくなってしまった本やCDを通販で探して購入する。

 

 

私自身もその感覚でした。

 

 

時代も流れ、現在では高価なものでも通販を利用される方が増えているようです。

 

 

Dear Joze.で扱っている2ブランドも「高価な物」に属する価格かと思いますが、多くのお客様にご利用頂けています。

 

 

 

「何でも通販で購入する」という風潮から、以下の新たなトラブルが生まれてきているようです。

 

 

「代引き購入後の受け取り拒否」

 

「銀行振込購入手続き後の振込拒否」

 

 

 

 

代引き決済や銀行振込だと、オンラインショップの手続き時には金銭が動いておりません。

 

 

 

代引きの場合は、品物到着時のお支払い

 

銀行振込の場合は、購入手続き日から〜日以内のお振込

 

 

 

実際に金銭の動きが生じるのは、購入手続きから数日後です。

 

 

それ故、上記のようなトラブルが増えているのでしょう。

 

 

 

 

 

Dear Joze.では

 

「代引き購入後の受け取り拒否」はこの1年間で「

 

「銀行振込購入手続き後の振込拒否」が1件のみ。

 

 

 

業界内の方にお話しすると「ありえない」と言われるほどの数字です。

 

 

 

実際に顔を合わすことが無いオンラインショップというシステム以上、責任感が薄くなることは確かです。

 

 

 

それにも関わらず、Dear Joze.のお客様のほとんどが最後までしっかりとお取引してくださっています。

 

 

Yohji YamamotoやKa na taを愛する方々が素敵な方ばかりなのだと、

 

 

1年間トラブル無く営めたことから実感することが出来ました。

 

 

本日迄にDear Joze. ONLINE SHOPをご利用頂いた皆様、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

お客様に多くお話し頂いたもう一方の、

 

「Ka na taとYohji Yamamotoと言う僕/私の好きな2つのブランドが見えて嬉しい」

 

というお言葉は、私の最上のやりがいに繋がります。

 

 

 

私の芯に共感頂けているのを肌で感じる瞬間とも言えます。

 

 

現在の世の中で、Yohji YamamotoとKa na taを同時に見える場所は唯一Dear Joze.のみです。

 

 

「現在」という書き方をしましたが、今後も二度と現れることは無いでしょう。

 

 

 

というのも、もしそれを願うお店が現れたとしても、Ka na taデザイナー加藤氏がストップをかけてくれる。

 

 

そのため、少なくてもDear Joze.が存在する限り、Dear Joze.と似た店舗は存在し得ません。

 

 

 

両ブランドとも、心の底から愛してやまないデザイナー/ブランドです。

 

 

 

良く最上級の贅沢を「老後の楽しみ」に例えますが、

 

 

私にとってはそれと同様にも思えるほどのお店です。

 

 

 

本当に、私は「老後」なんて間違っても言えない若造ですが、「老後の道楽」に近いものだと思います。

 

 

仕事は仕事で間違いありません。

精一杯の努力もしますし、辛いことの方が多いくらいですが、

 

感覚的には「道楽」

 

 

それだけ、-Ka na taとYohji Yamamotoを一つのお店に並べることが出来ていること-が幸せなのです。

 

 

 

 

 

Yohji YamamotoとKa na taは一切関係性の無い2ブランドです。

 

 

そのため、

 

「Yohji Yamamotoは知っているけど、Ka na taは知らない」

 

「Ka na taを日頃から愛用しているけど、Yohji Yamamotoは着用したことが無い」

 

 

といったことが多々起こります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、オンラインショップをご利用頂いたお客様から届いた一通のメールを紹介させて頂きます。

 

 

 

 

この度、kanataの——を購入させていただきました、—と申します。

DearJoze様で初めて買わせていただいのですが、包装も綺麗なのはもちろん、お手紙が入っていたことに感動しました。

kanataとyohji yamamotoという私が好きなブランドを扱われており、インスタやブログにアップされる写真がとても綺麗で、いつも楽しみに拝見させていただいております。

東京在住の為、店舗まで足を運ぶのは難しいですが、名古屋に行った際はお伺いさせていただきます。

今後もDearJoze様がピックアップされる商品、インスタ、ブログを楽しみにしております。

※kanataはDearJoze様を通じて知り、デザイナーのHPを拝見し、服に対する想い、哲学にとても惹かれて好きになりました

突然のご連絡失礼致しました。

 

ご購入頂いたアイテム名/お名前は伏せております。

 

 

 

 

 

 

メールを読んだ時に、ここでもまたやりがいや嬉しいという気持ちを強く感じることが出来ました。

 

 

2ブランドのみで営むということで多くの壁に遭遇しました。

 

今も尚、幾つもの壁を乗り越えようと必死になっています。

 

 

 

その裏で、上記メール内容のような2ブランドのみだからこそ味わうことの出来る魅力もあります。

 

 

 

 

 

自分が好きなものを、人に伝え、共感してもらう。

 

 

 

 

当たり前ですが、これがセレクトショップの本質であるはずです。

 

 

誰しもそういう気持ちでセレクトショップを始めるはずなのに、

 

 

時に生じる貧しさや忙しさで忘れがちになってしまいます。

 

 

そんな時に、1つのメールや言葉で根っこを再確認することができて、もっと頑張ろうと思うことができる。

 

 

本当に幸せをいくつも味わうことが出来るお仕事です。

 

 

こんなに贅沢なお仕事を私は知りません。

 

 

 

 

 

 

 

 

Dear Joze.を始めた2016年は過去に無いほど多忙な年ではありましたが、

 

 

幾つもの「やりがい」「幸せ」に触れることが出来ました。

 

 

 

2017/2/22から始まる2年目のDear Joze.でも新たな幸せに巡り合えるように、

 

 

妥協することなく毎日を努めて参ります。

 

 

 

最初の1年は弊店の力不足/至らなさゆえお客様には迷惑をかけてしまうことも多々ありました。

大変申し訳御座いませんでした。

 

それなのにも関わらず、応援して頂けたことを心から感謝致します。

 

1年目に頂いた御恩に報いるため、より良いモノをお客様にお届け出来るよう精進致します。

 

 

2/23からのKa na ta 春夏の受注会では10周年を終え、11年目となるKa na taの素敵な衣服をご覧頂けます。

 

 

是非いらしてくださいませ。

 

 

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