こんにちは。
本日は、2017年10月に発行されたBRUTUSでのインタビュー記事の話。
山本 耀司 氏の、顔アップの1ページは印象的でした。
カメラに向かって微笑んだ一枚の写真、素敵です。
インタビュー内容は
1981年のパリコレクションデビュー以来、30年以上
常にモードの中心を走り続ける山本 耀司 氏に、なぜ世代を超えて愛されるのか。
原点から今に至るまで。変わらないルール。などをお話されております。
Yohji Yamamoto Hommeを作り始めたきっかけについては。
『僕がパリに出た直後くらいに、”Y`sやYohji Yamamotoを着ている女性に男性は声をかけにくい”ってよく言われたんです。強く見えるし、怖く見えるってね。だったら、その女性の隣に立てる男の服を作ってやろうと思ったのがきっかけです。その時に決めたのが、ビジネススーツじゃない男物の服。ビジネスマンが着ないもの。要するに、社会の真面目な本流から外れているアウトサイダーたちの服を作ろうと。』
メンズの服を作り始めた時に決めたルールはたった一つ。
『決めたのは、1サイズしかない既製服。大きな人が着るとピタピタで、小柄な人が着るとブカブカ。要するに、既製服なのに、サイズ展開しない。例えば、うちのパンツは太いから、デブでも痩せでもウエストゴムや紐でギュッとすれば誰でも穿ける。』
定番で展開されている紐パンツなども、内容を指す一着。
既製服ながら、生地分量の現れ方が人によって変わるのもYohji Yamamotoならでは。
Dear Joze.のお客様方も、平均身長の方から高身長の方まで。
たくさんの方にご利用頂いております。
Yohji Yamamotoの服は、黒や紺などのダークトーンで占められる。一般的に男性の服には、よく使われている色だが、彼が考えるダークトーンの色の意味。
『レディースを立ち上げた時から決めていたんだけど、街の中で目立たない、人の目を邪魔しない服を作りたいと思っていたこと。自然に、モノトーンや暗い色を選ぶことになったんだけど、パリコレに出たら海外のジャーナリストから、いろいろ理由をつけられてしまった。西洋から見れば黒はタブーの色で、流儀に反していたからね。』
つくられる一着は、昔も今も30年以上、黒を圧倒的に占めております。
変わり続ける時代に、変わらないことを持つ方が難しい。
世代を超えて愛される理由の一つかと思います。
新たな若い世代がYohji Yamamotoを着る。
『いわゆるスカートのようなパンツを最近の若い男の子がたくさん穿くようになったよね。自分の店の店内を見ると、男子と女子が入り交じっていて、ちょっと見では、性別がわからないことがあるんです。お洒落な子はジェンダーレスになり始めていますね。でも、ユニセックスとはちょっと違う。女子力を持った男子。僕の世代のカッコいい男性像とは、大きく違いますよ。』
変わらないことを持つからこそ、今の時代の流れをしっかりとジャッチすることが出来るんじゃないかな。と、記事を読み思いました。
書籍が発行されてから未だ間もないインタビュー記事です。
Dear Joze.にも一冊、置いてあります。
椅子に座って是非ごゆっくりご覧くださいませ。
joze.
山添
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