こんにちは。
本日は、hommeのラインにも登場するラグネ・キカス。ラグネ・キカスと山本耀司氏の出会いについての話。
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40,000+tax
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1984年 ラグネ キカスは編み物や縫い物、鍵針編みなどの伝統的なハンドクラフトがまだ生活や教育の一部として残っている国、エストニアに誕生。
5歳の頃から母親の元で編み物を始め、ハンブルグ応用科大学にてファッションデザインを専攻し、本格的に編み始めました。
大学在学中、『第28回 イエール国際モード&写真フェスティバル 2012』にて、卒業制作”Dress Code Defensive”を発表。
当時、ファッション部門の審査員長を務めたのが、山本耀司氏。
イエール国際モード&写真フェスティバルとは、ファッションとフォトグラファーの分野から若手クリエイターを発掘し、サポートするイベント。
新人クリエイターの登竜門として世界的注目を集め続けています。
ラグネ・キカスが応募した2012年の応募者数(ファッション部門)は、デザイナーを目指す者から29ヶ国290人。
ファイナリストは10名に絞られ、ラグネ・キカスはファイナリスト 10名に選出されました。
10名のファイナリストの中でも各メディアから注目を集めていたのは、ラフシモンズのアシスタントを務めたダニエル・フーリン。
ヴィクター&ロルフやステラマッカートニーで経験を積んだカナダのスティーブン・タイ。
そのような中、ラグネ・キカスは、プルシェール・ビジョン賞 並びに、市民賞を受賞。
受賞後のコメントで、
『人生を変える出来事でした。いろんな可能性が開けました。一番の出来事は、山本耀司氏が私に直接仕事のオファーの連絡をくれ昨年日本に招いてくれたことです。』
と、語っています。
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記憶に新しいもので、WWDの中でも山本耀司氏は、ラグネ・キカスについて話しています。
Q 30. 新ライン『ラグネ キカス』のニットはカラフルで異彩を放っているが、なぜ彼女の起用を決めたのか?
A . ラグネとの出会いは、審査員を務めた『イエール国際モード&写真フェスティバル』で、その時は、全身黒の手編みのニットを作っていた。あまりにウチにフィットする作風だからあえて2位に入れた。で、別れ際に”You got a job”と伝えたらキョトンとしていたけど通じたみたいで、後日ラグネの方から連絡がきて、ウチで働きたいというから、じゃあおいで、と。
彼女は、エストニアの貧しい地域の出身で、隣の町に行くのにも半日かかるらしい。代々ニットで生計を立てる家庭で育ち、編み物のスペシャリスト。知識があり、うまい。”編むために生きている”人だ。去年のファムのニットは彼女が担当したが、ウィメンズコレクションのニットは女っぽすぎるから、独立させた。あまりにもうますぎて、ヘッドハンティングされないか不安だから(笑)。黒ばかりだと売れないので色物を入れているが、彼女の本領は黒です。
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Yohji Yamamoto homme の中で、ラグネ・キカスによるデザイン性の高いニット&カットソーラインは、タグに『plyy men by RAGNE KIKAS』と記されております。
現在、Dear Jozeでは文頭に掲載した2型のニットが並んでおります。
2016SSコレクションのものなので[Yohji Yamamoto ARCHIVE]カテゴリーからご覧ください。
寒さも時期に訪れる頃となり、店内にもAWアイテムが並んでおります。『plyy men by RAGNE KIKAS』とタグの入っているニットにも、お目にかかることがあれば、ぜひ羽織ってみてくださいませ。
Dear Joze.
山添
Dear Joze.
名古屋市中区千代田3-27-14
TEL:+81.52.684.7269
OPEN : 13:00 – 20:00
CLOSE : Wednesday & Thursday