Ka na ta設立記念日の本日、11月3日
xukataとgeta がDear Joze.に並びます。
我々Dear Joze.のBlogをご覧頂いている方はご存知の方が多いものかと思います。
xukata
geta
「xukata」は、2025年に入って活動休止中のKa na ta デザイナー加藤哲朗さんから、
「Ka na taとして、このxukataとgetaを作ることは今後ないからパターン捨てようかと思っていたんだけど、Ka na taから切り離して吉田くんやってみるかな?」
とご提案頂いて、Dear Joze.吉田が受け継いだ、xukataとgetaを提案するための新たなレーベルです。
xukataは、毎年のようにお店に並べたいとKa na ta加藤さんに伝えても、なかなか作ってもらえない服でした。
Dear Joze.のスタッフは皆、Dear Joze.という存在がなかった頃にxukataを購入していて、ただただ単純にxukataという服が大好きです。
それ故に、「今後2度とxukataが作られない」ことを寂しく思い、無くしたくない、と強く思いました。
パターンや指示書をKa na taから引き継ぎ、企画/生産/販売の全てをDear Joze.が担うことで、xukataとgetaは「xukata」という名前で生き続けます。
Ka na taを私のお店に並べさせて欲しい、と加藤さんに初めて伝えたのが2014年4月。
もう10年以上が経過しました。
最初は願いが叶わず、「取り扱いは出来ないけど」という前提のもと何度も東京までお話に伺った日々が懐かしい。
Dear Joze.オープンの2016年に初めてKa na taをお店に並べた瞬間のことは今でも鮮明に覚えています。
この10年を思い返すと、加藤さんとお仕事をした、という感覚があまりないことに気がつきました。
加藤さんからのお電話の第一声は、「最近どう?」
私が「気温が高いのでお客様の足が遠のいています」といったお仕事関連のお話をすると、大体「そっか」で終わります。
でも何故か、10分も20分もお電話をすることが多かった。
お仕事外の、プライベートなお話しを自然としていたんだと思います。
実際にお会いしてお酒を飲んでいる時も、あまりお仕事の話をしていなかった。
その様な関係だから、「xukata」のお話しを加藤さんから頂いたときに驚きました。
そしてそれ以上に、
私のことを認めて頂けたのかな、なんて感じて非常に嬉しかった。
どの様なカタチでも、私はやりたい。
そう伝えて、直接会ってお話しをして、電話をして、を繰り返して、
2025/11/03
「xukata」という新たなレーベルが生まれるに至っております。
xukataもgetaも、現在までにKa na taが作ってきたものから一切変更御座いません。
xukataの生地は加藤さんに相談しながら幾つもの中から選んで、Ka na taを縫製したことのある日本の縫製工場の職人が縫っています。
getaもKa na taと同様の素材を用いて、Ka na taと共にgetaというカタチを生み出した熟練の職人が手掛けています。
多くの方々に、「xukata」をお楽しみ頂けることを願っています。
さいごに、
Ka na ta設立記念日に、
Dear Joze.として新しい一歩を踏み出せることを、
心から嬉しく思います。
Dear Joze.
代表
吉田